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第4節 外国人非行少年の動向と処遇
1 外国人犯罪少年の動向

4-1-4-1図は,検察庁における外国人犯罪少年の家庭裁判所送致人員(一般刑法犯及び道交違反を除く特別法犯に限る。)の推移(平成5年以降)を来日外国人少年とその他の外国人少年の別に見たものである。


4-1-4-1図 外国人犯罪少年の家庭裁判所送致人員の推移
4-1-4-1図 外国人犯罪少年の家庭裁判所送致人員の推移

来日外国人犯罪少年について,平成22年における送致人員を国籍等別に見ると,ブラジル260人(23.5%),フィリピン198人(17.9%),中国(香港及び台湾を含む。以下この節において同じ。)183人(16.6%),韓国・朝鮮130人(11.8%),ペルー116人(10.5%),ベトナム54人(4.9%)の順であった。また,罪名別に見ると,窃盗621人(56.2%),横領(遺失物等横領を含む。)177人(16.0%),傷害85人(7.7%),入管法違反27人(2.4%),強盗25人(2.3%)の順であった(検察統計年報による。)。