2-5-1-2図は,仮釈放の許可決定があった定期刑受刑者について,刑の執行率(執行すべき刑期に対する出所までの執行期間の比率)の区分別構成比の推移(昭和54年・平成元年・11年・18〜22年)を見るとともに,平成22年における刑の執行率を累犯・非累犯の別及び刑期別に見たものである。近年,刑の執行率が低い段階で仮釈放が許される者の構成比は,低下傾向にある。また,累犯は,非累犯と比べて,刑の執行率が低い段階で仮釈放が許される者の占める比率が低く,刑期別に見ると,刑期が1年を超える者では,刑期が長い者ほど低い。