第6章 再犯者

第１節 検挙

１　一般刑法犯により検挙された再犯者

一般刑法犯により検挙された者のうち，再犯者（前に刑法犯又は道路交通法違反を除く特別法犯により検挙されたことがあり，再び検挙された者をいう。以下この項において同じ。）の人員及び再犯者率（検挙人員に占める再犯者の人員の比率をいう。以下この項において同じ。）の推移（平成元年以降）は，３‐６‐１‐１図のとおりである（再非行少年については，第７編第１章第５節２項参照）。一般刑法犯により検挙された再犯者の人員は，平成９年から増加し続けていたが，１９年からは３年連続で若干減少し，２１年は１４万４３１人（前年比０．４％減）であった。再犯者率は，９年から一貫して上昇し続け，２１年は４２．２％（同０．７pt上昇）であった。

３‐６‐１‐１図 　一般刑法犯　再犯者の検挙人員・再犯者率の推移