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平成22年版 犯罪白書 第3編/第1章/第3節/4

4 保護観察

平成21年における外国人の仮釈放者及び保護観察付執行猶予者の保護観察開始人員(外国人少年については,第4編第5章2(2)参照)は,1,226人(前年比16.3%減)であった。国籍等別に見ると,中国429人,韓国・朝鮮329人,ブラジル105人,イラン65人,ベトナム56人の順であった(CD-ROM資料3‐6参照)。来日外国人に限ると,957人(同18.3%減)であり,その内訳は,仮釈放者が935人,保護観察付執行猶予者が22人であった(保護統計年報による。)。

平成21年末現在,外国人(永住者及び特別永住者を除く。)の保護観察係属人員は,仮釈放者624人,保護観察付執行猶予者72人の合計696人(前年末比19.1%減)であった。なお,仮釈放者のうち,588人は退去強制事由に該当し,国外退去済みの者が461人,退去強制手続により収容中の者が123人,仮放免中の者が4人であった(法務省保護局の資料による。)。