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財産犯の認知件数及び被害総額は,平成14年まで増加していたが,15年から減少している。20年における財産犯による被害総額は,約2,200億円(現金被害は約1,100億円)相当である。これを罪名別に見ると,窃盗によるものが財産犯による被害総額全体の59.3%を占め,次いで,詐欺によるものが32.9%,横領によるものが5.8%であった。現金被害額では,詐欺によるものが16年に急増し,20年は,財産犯による現金被害総額の62.9%を占めている。 平成20年における窃盗による現金被害額を窃盗の手口別に見ると,侵入窃盗によるものが約146億6,000万円,非侵入窃盗によるものが約128億円,乗り物盗によるものが約1億7,000万円であった(警察庁の統計による。)。 5-1-3-1表 財産犯 認知件数・被害額(罪名別)の推移 |