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 平成２１年版 犯罪白書 第3編/第2章/第2節/2 

2 銃器犯罪

(1)対立抗争事件

　暴力団相互の対立抗争事件数及び銃器(けん銃，小銃，機関銃，砲，猟銃その他金属性弾丸を発射する機能を有する装薬銃砲及び空気銃をいう。以下同じ。)の使用率(対立抗争事件数に占める銃器が使用された事件数の比率をいう。)の推移(最近10年間)は，3-2-2-3図のとおりである。

3-2-2-3図　暴力団対立抗争事件　事件数・銃器使用率の推移

(2)銃器使用事件

　銃器発砲事件数及びこれによる死亡者数の推移(最近10年間)は，3-2-2-4図のとおりである。

3-2-2-4図　銃器発砲事件　事件数・死亡者数の推移

　銃器使用犯罪の検挙件数の推移(最近10年間)をけん銃とそれ以外の銃器の別に見ると，3-2-2-5図のとおりである。

3-2-2-5図　銃器使用犯罪　検挙件数の推移

(3)けん銃の押収状況

　けん銃の押収丁数の推移(最近10年間)は，3-2-2-6図のとおりである。

3-2-2-6図　けん銃押収丁数の推移

　平成20年におけるけん銃の押収丁数は，492丁(前年比56丁(10.2％)減)であり，このうち464丁(94.3％)が真正けん銃であった。
　押収された真正けん銃の製造国を見ると，米国(130丁)が最も多く，次いで，日本(95丁)，ベルギー(52丁)，ドイツ(27丁)，フィリピン(25丁)，ロシア(22丁)，中国(19丁)等であった(警察庁刑事局の資料による。)。