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3 民間協力
篤志面接委員，教誨師等の民間篤志家の援助及び協力は，刑事施設の運営，取り分け，被収容者に対する精神的な支援等において，極めて重要な役割を果たしている。
(1)篤志面接
篤志面接とは，民間篤志家が，専門的知識や経験に基づき，被収容者に助言指導を行う制度をいう。助言指導の内容は，個々の被収容者の趣味，教養，技能に関するものから，悩み事相談，家庭，職業及び将来の生活に関するものまで様々である。
平成20年12月31日現在，篤志面接委員は1,182人であり，その内訳は，教育・文芸関係者447人，更生保護関係者125人，法曹関係者85人，宗教・商工・社会福祉関係者245人，その他280人である。同年の篤志面接の実施回数は1万4,013回であり，その内訳は，趣味・教養等の指導7,598回，家庭・職業等に関する相談3,081回，悩み事相談1,502回等であった(法務省矯正局の資料による。)。
(2)宗教教誨
宗教教誨とは，被収容者の希望に基づいて，教誨師(民間の篤志の宗教家)により行われる宗教上の説話，宗教行事，読経等をいう。被収容者に信教の自由を保障するとともに，精神的救済や心情の安定をもたらすなど，収容目的にかなうように側面から被収容者を援助する。
平成20年12月31日現在，教誨師数は1,624人であり，同年の宗教教誨の実施回数は，集団に対する教誨が9,853回，個人に対する教誨が8,514回であった(法務省矯正局の資料による。)。
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