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 平成20年版 犯罪白書 第2編/第2章/第1節 

第1節 被疑事件の受理

 平成19年における検察庁新規受理人員の罪種別構成比は,2-2-1-1図のとおりである。
 平成19年の新規受理人員総数は,189万5,564人で前年より16万8,842人(8.2%)減少した。刑法犯は,10年以降増加していたが,17年から減少に転じ,19年は115万3,841人で前年より8万1,756人(6.6%)減少した。特別法犯は,近年,減少傾向が続いており,19年は74万1,723人で前年より8万7,086人(10.5%)減少した。
 刑法犯について見ると,一般刑法犯は34万6,238人(前年比7.5%減),自動車運転過失致死傷等は80万7,603人(同6.2%減)であった。罪名別に見ると,窃盗が17万4,537人で前年と比べ1万5,356人(8.1%)減,横領(遺失物等横領を含む。)が4万1,491人で同4,694人(10.2%)減,傷害が3万521人で同1,826人(5.6%)減,詐欺が1万7,554人で同2,343人(11.8%)減であった。
 特別法犯について見ると,道交違反は62万1,910人(前年比12.5%減)であり,道交違反を除く特別法犯は11万9,813人(同1.6%増)であった(CD-ROM資料2-1参照)。

2-2-1-1図 刑事司法における犯罪者(成人)に対する手続の流れ