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 平成20年版 犯罪白書 第1編/第1章/第2節/7 

7 器物損壊

 器物損壊の認知件数は,平成11年まで漸増傾向にあったところ,12年から大幅に増加して,15年には23万743件に達した。その後,16年以降4年連続して減少し,19年には18万5,472件(前年比9,352件(4.8%)減)となったものの,依然として高い水準にある。検挙率は,15年までおおむね低下傾向が続き,その後,若干回復しているものの,19年においても7.3%と低い。
 平成19年における器物損壊の内容別構成比は,1-1-2-6表のとおりである。

1-1-2-6表 器物損壊の内容別認知件数・構成比

 被害器物等の半数以上を車両が占め,発生場所も駐車(輪)場と道路上の合計が46.8%となっている。