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 平成19年版 犯罪白書 第2編/第4章/第2節/5 

5 規律・秩序の維持

 刑事施設の安全及び規律・秩序の維持は,円滑な処遇の基盤である。
 被収容者は,刑事施設の長の定めた遵守事項等を遵守せず,又は規律・秩序等を維持するための職員の指示に従わなかった場合,懲罰を科されることがある。平成18年において懲罰(受刑者処遇法施行前は旧監獄法時)を科された受刑者は,5万9,817人であり,規律違反行為名別に見ると,怠役(正当な理由なく作業を怠ることをいう。22.1%)及び被収容者に対する暴行(9.9%)が高い比率を占めている(矯正統計年報による。)。
 平成18年中に刑事施設において発生した逃走,殺傷等の事故の状況は,2-4-2-3表のとおりである。
 平成18年における事故は,52件(前年比17件(48.6%)増)であった。

2-4-2-3表 刑事施設事故発生状況