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 平成19年版 犯罪白書 第2編/第2章/第1節 

第1節 被疑事件の受理

 平成18年における検察庁新規受理人員の罪種別構成比は,2-2-1-1図のとおりである。
 平成18年の新規受理人員は,前年より5万6,745人減少した。刑法犯は,10年以降増加していたが,17年に減少に転じ,18年も前年より2万972人減少した。特別法犯は,近年,減少傾向が続いており,18年も前年より3万5,773人減少した。
 刑法犯について見ると,一般刑法犯は37万4,424人(前年比2.8%増)であり,罪名別では,危険運転致死傷(同19.3%増),公然わいせつ(同17.1%増)が増加した一方,通貨偽造(同59.5%減)が大幅に減少したほか,強盗(同12.7%減),恐喝(同11.5%減)も減少した。交通関係業過は86万1,173人(同3.5%減)であった。
 特別法犯について見ると,道交違反は71万874人(前年比5.1%減)であり,道交違反を除く特別法犯は11万7,935人(同1.9%増)であった(CD-ROM資料2-1参照)。

2-2-1-1図 検察庁新規受理人員の罪種別構成比