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3 新入院者数の推移 新入院者の男女別人員の推移(昭和24年以降)は,4-4-4-5図のとおりである。
昭和20年代後半及び30年代前半は,戦後の社会・経済の混乱等を背景として,被収容少年が激増し,新入院者は,おおむね8,000〜1万1,000人台の間で推移したが,その後は減少を続け,昭和49年には戦後最低(1,969人)となった。しかし,その後再び増加し,近年は,おおむね4,000〜5,000人台で推移している。 平成16年の新入院者は,5,300人(前年比9.0%減)であり,一日平均在院者は,4,585人(同3.0%減)であった(巻末資料4-12参照)。 4-4-4-5図 少年院新入院者の男女別人員の推移 新入院者の処遇区分別人員の推移(昭和53年以降)は,4-4-4-6図のとおりである。長期処遇の人員は,平成7年以降おおむね増加傾向にあり,16年は3,519人(66.4%)であった。特修短期処遇(開放処遇)の人員は,近年減少傾向にあり,16年は84人であった。 4-4-4-6図 少年院新入院者の処遇区分別人員の推移 平成16年の新入院者の少年院の種類・処遇区分等別人員は,4-4-4-7表のとおりである。少年院の種類の別では,中等少年院が83.9%と最も多い。処遇課程の別では,職業能力開発課程V2が39.5%と最も多く,次いで,進路指導課程S3(28.8%),生活訓練課程G1(9.5%)の順であった。 4-4-4-7表 少年院新入院者の少年院の種類・処遇区分等別人員 |