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生命・身体に被害をもたらした犯罪(一般刑法犯)の被害者数及び被害者発生率(人口10万人当たりの被害者数の比率をいう。)の推移(最近10年間)は,3-1-2-1表のとおりである。
平成16年の死傷者数は,4万8,190人(前年比0.2%増)であり,その内訳は,死亡者数が1,397人(同2.4%減),重傷者(全治1か月以上の負傷者をいう。以下,本節において同じ。)数が3,479人(同6.8%減),軽傷者(全治1か月未満の負傷者をいう。以下,本節において同じ。)数が4万3,314人(同0.9%増)であった。 10年間の推移を見ると,死亡者数に大きな変動はないが,重傷者数及び軽傷者数は,いずれも平成9年以降増加傾向にある。死傷者中に女子が占める比率は,死亡者では7年の37.3%から16年の37.6%へ,重傷者では7年の23.0%から16年の26.0%へ,軽傷者では7年の25.5%から16年の28.8%へと,それぞれ上昇している。 3-1-2-1表 生命・身体に被害をもたらした犯罪の被害者数・被害者発生率 平成16年に生命・身体に被害を受けた者について,被害をもたらした犯罪(一般刑法犯)の罪名別構成比を,死亡者,重傷者及び軽傷者に分けて見ると,3-1-2-2図のとおりである。死亡者は,殺人によるものが50.0%と半分を占め,次いで,業過(交通関係業過を除く。28.8%。),傷害(10.4%)の順であった。重傷者及び軽傷者については,傷害によるものが共に70%以上で大半を占めるが,重傷者には,殺人及び強盗によるものがかなりの割合で含まれている。 3-1-2-2図 犯罪被害者の死傷者別の罪名別構成比 |