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 平成17年版 犯罪白書 第2編/第6章/第5節/3 

3 更生保護

 男女別の保護観察付き執行猶予終了人員及び執行猶予取消しで終了した者の比率の推移(最近10年間)は,2-6-5-4図のとおりである。
 保護観察付き執行猶予終了人員は,男女ともおおむね横ばい傾向であり,平成16年の女子の人員は,628人(前年比6.3%増)であった。
 犯罪や遵守事項違反によって執行猶予が取り消された者の比率は,男子においては30%台で,女子においては20%台で,それぞれ増減を繰り返しており,平成16年は,男子が31.5%(前年比2.8ポイント低下),女子が27.5%(同5.0ポイント上昇)であった。

2-6-5-4図 男女別保護観察付執行猶予終了人員・執行猶予取消率の推移

 男女別の仮出獄終了人員及び仮出獄取消しで終了した者の比率の推移(最近10年間)は,2-6-5-5図のとおりである。
 仮出獄者の増加に伴って,仮出獄終了者も男女とも増加傾向にあり,平成16年の女子の終了者は,1,348人(前年比20.5%増)であった。
 犯罪や遵守事項違反によって仮出獄が取り消された者の比率は,例年,男子の方が女子より高いが,近年,女子の上昇傾向が続いており,平成16年は男子と同率の6.2%(前年比0.2ポイント上昇)であった。

2-6-5-5図 男女別仮出獄終了人員・仮出獄取消率の推移