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 平成17年版 犯罪白書 第2編/第2章/第2節 

第2節 被疑事件の受理

 平成16年における検察庁新規受理人員の罪種別構成比は,2-2-2-1図のとおりである。
 平成16年の新規受理人員は,216万3,854人(前年比769人増)であり,その内訳は,刑法犯が127万596人(58.7%),特別法犯が89万3,258人(41.3%)であった。10年以降,刑法犯が増加し,特別法犯が減少する傾向が続いており,16年も,刑法犯が前年より2万5,205人増加したのに対し,特別法犯は前年より2万4,436人減少した。
 刑法犯について見ると,一般刑法犯は,36万7,011人(前年比5.0%増)であり,この中で,通貨偽造(同45.0%増),わいせつ物頒布等(同29.5%増),詐欺(同19.6%増),賭博・富くじ(同16.4%増),贈収賄(同14.9%増),暴行(同13.1%増)の増加が目立っている。交通関係業過は,90万3,585人(同0.9%増)であった。
 特別法犯について見ると,道交違反は,78万2,895人(前年比3.6%減)であり,道交違反を除く特別法犯は,11万363人(同5.0%増)であった。この中で,麻薬取締法違反(前年比16.5%増),廃棄物処理法違反(同13.5%増)の増加が目立っている(巻末資料1-4及び2-1参照)。

2-2-2-1図 検察庁新規受理人員の罪種別構成比