平成16年における子供（13歳未満の者をいう。以下，本項において同じ。）を対象とする暴力的性犯罪（強姦，強盗強姦，強制わいせつ及びわいせつ目的略取・誘拐をいう。以下，本項において同じ。）の検挙人員を，犯罪経歴の有無及び内容別に見ると，1-4-6-5表のとおりである。
　子供を対象とする暴力的性犯罪による全検挙人員（466人）のうち，過去に性犯罪（暴力的性犯罪並びに窃盗のうち色情ねらい，公然わいせつ，児童買春・児童ポルノ禁止法違反（児童買春），青少年保護育成条例違反（淫行），軽犯罪法違反（のぞき及びつきまとい）及び迷惑防止条例違反（卑わいな行為）をいう。）の経歴がある者は，120人（25.8％）であった。このうち，暴力的性犯罪の経歴がある者は，92人（19.7％）であり，子供を対象とする暴力的性犯罪の経歴がある者は，74人であった（警察庁生活安全局の資料による。）。

1-4-6-5表　子供を対象とする暴力的性犯罪の検挙人員（犯罪経歴の有無・内容別）