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 平成16年版 犯罪白書 第4編/第1章/第4節 

第4節 虞犯

 4-1-4-1図は,昭和44年以降における虞犯の態様別家庭裁判所終局処理人員及び虞犯少年総数に占める女子の比率(女子比)の推移を示したものである(巻末資料4-6参照)。
 虞犯の終局処理人員は,昭和50年代後半は3,000人を超える状態が続いていたが,その後減少し,平成6年に1,000人を下回って以降低いレベルで推移し,15年は884人であった。
 虞犯を態様別に見ると,家出が,ほぼ一貫して最も高い割合を占めており,平成15年には40.8%であった。女子比を見ると,昭和60年代から,おおむね60%前後の高率で推移している。平成9年以降は60%を下回っていたが,15年は60.5%であった。

4-1-4-1図 虞犯による家庭裁判所終局処理人員及び女子比の推移