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 平成16年版 犯罪白書 第2編/第5章/第3節/5 

5 保護観察の実施結果

 平成15年に保護観察を終了した者のうち,仮出獄者は1万5,576人,保護観察付き執行猶予者は5,391人であった。その終了事由を見ると,仮出獄者では,期間満了が92.6%,仮出獄取消しが6.6%であり,保護観察付き執行猶予者では,期間満了が64.3%,執行猶予取消しが33.0%である。受理時の罪名(終了者数が100人未満のものを除く。)別に,保護観察終了者のうち取消しで終了した者が占める比率を見ると,仮出獄者では,窃盗が最も高く(11.1%),以下,毒劇法違反(7.6%),住居侵入(6.9%),覚せい剤取締法違反(6.5%)の順であり,保護観察付き執行猶予者では,窃盗が最も高く,(43.3%),以下,住居侵入(38.0%),恐喝(33.6%),覚せい剤取締法違反(33.5%)の順となっている(保護統計年報による。)。