第6節 オウム真理教関係者に係る事件の審理及び科刑状況 平成7年3月20日に発生した地下鉄サリン事件を始めとする一連のオウム真理教関係者によるとされる事件で公判請求された人員は,実人員で189人である。これらについては,これまでに第一審の刑事手続がすべて終了し,16年8月31日現在,そのうち173人について判決が確定している。その内訳は,無期懲役が3人,有期懲役が166人(うち実刑が79人,執行猶予が87人(うち一部無罪2人))であり,罰金が3人,無罪が1人である。 また,第一審で死刑判決を受け,控訴審係属中の者が5人,第一審で死刑判決を受け,控訴審でこれが維持された者が7人(いずれも上告審係属中),第一審で無期懲役の判決を受け,控訴審で死刑判決を受けた者が1人(上告審係属中)である。そのほか,第一審で無期懲役の判決を受け,控訴審でこれが維持され,上告審係属中の者が2人である(法務省刑事局の資料による。)。
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