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 平成16年版 犯罪白書 第2編/第2章/第2節 

第2節 被疑事件の受理

 2-2-2-1図は,平成15年における検察庁新規受理人員罪種別構成比を見たものである。
 平成15年の新規受理人員は,前年比2万6,373人減の216万3,085人であり,その内訳は,刑法犯が124万5,391人(57.6%),特別法犯が91万7,694人(42.4%)であった。10年以降刑法犯が増加し,特別法犯が減少する傾向が続いており,15年も刑法犯が前年より3万2,165人増加したのに対し,特別法犯は前年より5万8,538人減少した。
 刑法犯について見ると,一般刑法犯は,前年より1万6,182人増加して34万9,504人となっており,増加が目立つものとしては,対前年比で,窃盗が3.8%,横領(遺失物等横領を含む。)が12.7%,暴行が11.7%,強盗が9.2%それぞれ増加している。交通関係業過は,前年より1万5,983人増加して89万5,887人となった。
 また,特別法犯について見ると,道交違反は,前年より6万9,674人減少して81万2,538人となっており,道交違反を除く特別法犯は,前年より1万1,136人増加して10万5,156人となった(巻末資料2-1参照)。

2-2-2-1図 検察庁新規受理人員の罪種別構成比