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 平成14年版 犯罪白書 第4編/第1章/第3節/6 

6 非行少年率の推移

 4-1-3-5図は,ある年に生まれた少年の世代別非行少年率が,その後の少年の成長に従ってどのように変化していくかを見たものである。昭和45年から3年ごとの48年,51年,54年,57年生まれの者がそれぞれ12歳から19歳になるまでの年齢を横軸に,その非行少年率を縦軸にとって示した。世代別非行少年率は,どの年次をとってもおおむね14歳から16歳の時に高率となり,17歳,18歳,19歳と年齢が高くなるにつれて低くなっている。また,非行少年率が最も高くなる年齢を見ると,昭和45年生まれの者は14歳時に,48年,51年生まれの者は15歳時に,54年生まれの者は15歳から16歳時に,57年生まれの者は16歳時となっており,遅く生まれた世代の非行少年率の年齢が高くなる傾向が見られる。

4-1-3-5図 非行少年率の推移