前の項目   次の項目        目次   図表目次   年版選択
 平成14年版 犯罪白書 第3編/第3章/第2節/(1) 

(1) 犯罪不安に関する実態

 3-3-2-1図は,「居住地域における夜間の一人歩きに対する不安」に関して国際比較をしたものである。日本を含む12か国すべての国で,6割以上が安全であると回答している。逆に,「とても危ない」又は「やや危ない」とする回答は,ポーランドが最も多く,次いでオーストラリア,ポルトガルが続いている。3-3-2-2図は,「自宅に夜間一人でいることの不安」に関する比較をしたものである。我が国では約9割が安全であると回答しているものの,「とても安全である」とする回答は,11か国中最も低く,約24%にとどまっている。3-3-2-3図は,「不法侵入の被害に遭う不安」に関する比較である。我が国では5割以上の者が「あり得ない」と回答しているものの,「非常にあり得る」,「あり得る」と回答した者も多く,ポルトガル,フランス,オーストラリアに次いで4番目になっている。

3-3-2-1図 居住地域における夜間の一人歩きに対する不安(国別)

3-3-2-2図 自宅に夜間一人でいることの不安(国別)

3-3-2-3図 不法侵入の被害に遭う不安(国別)