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2 不法残留者数の動向 我が国に在留する外国人のうち,不法残留者の数(推計値)は,過去最高を記録した平成5年5月1日現在(29万8,646人)以降,減少傾向にあり,13年1月1日現在で23万2,121人(前年同日現在と比べ1万9,576人,7.8%減)となっている。
IV-61図は,資料のある平成2年以降における不法残留者数(推計値)の推移を見たものである。 IV-61図 国籍(地域)別不法残留者数の推移 国籍(地域)別に見ると,韓国,フィリピン及び台湾は,平成10年から11年ごろを境に,それまでの増加から減少に転じている。また,タイは5年を境に,中国は6年を境に,ペルーは7年を境に,ミャンマーは9年を境に,それぞれ,それまでの増加から減少に転じている。イラン及びマレイシアは,いずれも4年にピークを示し,その後は急減している。平成13年では,韓国が5万6,023人(総数の24.1%)で最も多く,次いで,フィリピン3万1,666人(同13.6%),中国3万975人(同13.3%),タイ1万9,500人(8.4%)の順となっている。 |