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 平成13年版 犯罪白書 第4編/第2章/第3節/3 

3 検挙された者の属性

 IV-4表は,昭和49年,63年及び最近5年間における前記4罪種(強盗,傷害,強制わいせつ,器物損壊等)の検挙人員の構成を身上等別に見たものである。

IV-4表 主要罪名別犯行時の身上等別検挙人員

 強制わいせつを除く3罪種に共通していえるのは,50歳代以上の年長者と女性の構成比が上昇していることと,検挙人員の増加数では少年検挙人員の増加の割合が大きいことである。強制わいせつにおいても,年長者の占める割合が上昇している。
 また,検挙人員中,外国人(日本国籍を有する者以外の者)の比率は,強盗が他の3罪種の2倍から3倍前後とかなり高くなっており,平成11年以降は8%を超えている。
 検挙人員中の前科又は前歴を有する者の比率は,強盗が最も高く,強制わいせつが最も低くなっているが,強制わいせつでは,強制わいせつと同一罪種の前科を有する者の比率がやや上昇傾向を示している。また,傷害は,同種の前科を有する者の比率が最も高いが,その比率は低下していく傾向にある。