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2 保護観察事件の動向 III-37図は,昭和24年以降に保護観察所が新規に受理した保護観察対象者の人員を,保護観察処分少年及び少年院仮退院者の別に示したものである(巻末資料II-12参照)。
III-37図 保護観察新規受理人員の推移 保護観察処分少年の新規受理人員は,昭和52年から交通短期保護観察が実施されたことに伴って急増し,58年以降7万人前後で推移していたが,平成3年以降減少した。その後,6年9月に短期保護観察が導入されたことなどにより,8年以降,いったん増加に転じたが,11年以降再び減少傾向を示すようになっており,12年には,前年より2,155人(4.0%)減少して5万1,701人となっている。これは,交通短期保護観察新規受理人員が減少していることによるもので,同人員は前年より3,237人(10.9%)減少している。少年院仮退院者についても,昭和52年に少年院に短期処遇が導入されたことなどに伴って増加したが,60年代初めからは減少傾向にあった。しかし,平成9年以降再び増加に転じ,12年は,前年より170人(3.3%)増加して5,357人となっている。 |