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 平成13年版 犯罪白書 第3編/第1章/第3節 

第3節 虞犯の動向

 III-10図は,最近10年間における虞犯の態様別家庭裁判所終局処理人員及び女子比(虞犯少年に占める女子の比率)の推移を示したものである(巻末資料III-7参照)。

III-10図 虞犯による家庭裁判所終局処理人員及び女子比の推移

 虞犯の終局処理人員は,平成6年以降1,000人を割って,12年は968人(前年比13.1%増)となっている。
 虞犯を態様別に見ると,家出,不良交友,不純異性交遊,怠学等が目立っている。このうち,家出は,実数は減少傾向にあるものの,ほぼ一貫して虞犯の中で最も高い割合を占めており,平成12年には38.1%となっている。
 女子比は,おおむね60%前後の高率で推移してきたが,平成9年以降,60%を下回っている。
 平成12年における虞犯少年の年齢層別構成比は,男女共に年少少年の比率が高く,男子52.5%,女子54.3%であり,次いで,中間少年が男子25.1%,女子36.7%,年長少年は,それぞれ11.3%,5.5%となっている。