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5 犯罪被害者数の推移 V-47図は,1988年から1997年までの10年間に,ドイツにおいて警察に認知された殺人,強盗及び強姦の犯罪被害者数について,その推移を見たものである。
なお,旧ドイツ民主共和国の編入に伴い,1991年からは旧ドイツ民主共和国に相当する地域で発生した犯罪の被害者数を含んでいる。 強盗及び強姦の被害者数は,1990年代に入ってから,増加傾向にある。殺人の被害者数は,1995年の4,462人をピークに減少に転じている。1997年は,前年と比べ,殺人では283人(7.0%)減少したが,強盗では2,498人(3.3%),強姦では438人(7.0%),それぞれ増加した。 V-47図 殺人等の被害者数の推移 V-88表は,1994年から1997年までの間の,殺人,強盗,強姦,傷害致死等の暴力的犯罪(Gewaltkriminalitat)の被害者数について,少年(18歳未満の者をいう。),青年(18歳以上21歳未満の者をいう。)及び成人別の人員並びにそれぞれの人口比を示したものである。暴力的犯罪についてみると,1994年から1997年の間に,少年,青年及び成人のいずれの年齢層においても,被害者数が増加しているが,成人と比べて,少年及び青年の被害者数の増加傾向が顕著になっている。 V-88表 暴力的犯罪の被害者数及び人口比 |