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1 調査対象者 本調査は,平成10年10月27日から11年2月26日までの間に,全国の刑務所,拘置所及び少年刑務所に入所していた受刑者(平成10年11月16日から11年2月15日までの3か月間に出所を予定していたもの)のうち,その罪名(事件が複数の場合は,そのうち,本人が最も重大な被害を与えたととらえるもの)が,[1]殺人(未遂を除く。),傷害致死,強盗殺人(未遂を除く。)及び強盗致死(以下,本章において「殺人等」という。),[2]業務上過失致死(以下,本章において「業過致死」という。),[3]傷害(監禁致傷を含み,傷害致死を除く。以下,本章において同じ。),[4]業務上過失傷害(以下,本章において「業過傷」という。),[5]窃盗(未遂を除く。以下,本章において同じ。),[6]詐欺(未遂を除く。)及び横領(以下,本章において「詐欺等」という。),[7]強盗(強盗殺人及び強盗致死を除く。以下,本章において同じ。),[8]恐喝並びに[9]強姦及び強制わいせつ(以下,本章において「強姦等」という。)である者2,200人(男子2,112人,女子88人)を対象として実施したものである。
本調査対象者について,これを罪種別に見たものがV-67表であり,調査時における年齢層別に見たものがV-68表である。さらに,調査対象者の暴力団関係の有無を見ると,「なし」が1,918人(87.9%),「あり」が250人(11.5%),不明が15人(0.7%)である。また,共犯の有無については,「なし」が1,695人(78.3%),「あり」が471人(21.7%)となっており,被害者との面識の有無については,「知らなかった」が1,449人(65.9%),「顔や名前ぐらいは知っていた」が161人(7.3%),「よく知っていた」が370人(16.8%)となっている。 V-67表 罪種別調査対象人員 V-68表 調査時年齢層別人員 |