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 平成11年版 犯罪白書 第3編/第2章/第5節/2 

2 少年受刑者の収容状況

 平成10年の少年新受刑者(裁判の確定により新たに入所した少年受刑者をいい,入所時20歳以上の者を含む。以下,本節において同じ。)は,44人(前年42人)で,全員が男子である。そのうち,入所時20歳未満の者は37人(同32人)である。また,10年12月31日現在,20歳未満の受刑者は20人(同17人)である。
 平成10年の少年新受刑者について,その刑期別構成比を見ると,III-31図のとおりであり,42人が不定期刑受刑者である。

III-31図 少年新受刑者の刑期別構成比

 刑名別では,懲役が43人(前年39人),禁錮が1人(同3人)となっている。
 罪名別に見ると,刑法犯が41人,特別法犯が3人(覚せい剤取締法違反2人,道路交通法違反1人)である。そのうち,最も多いのは強盗致死傷で11人,以下,傷害致死が9人,殺人及び強姦・同致死傷がそれぞれ5人,傷害及び業過がそれぞれ4人となっている。