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 平成11年版 犯罪白書 第3編/第2章/第4節/2 

2 入・出院状況

 (1)入院状況
 昭和24年以降の少年院新収容者の人員の推移は,III-25図のとおりである。

III-25図 少年院新収容者の男女別人員の推移

 新収容者は,昭和26年に1万1,333人と最高値を記録し,以降減少しつつも,34年及び39年から41年にかけてピークを示したが,42年以降減少した。その後,50年に再び増加に転じて,59年には6,062人のピークに達し,60年以降は漸減傾向にあったが,平成8年以降は増加している(巻末資料III-12参照)。
 平成10年における新収容者は5,388人,一日平均収容人員は3,916人であり,前年よりそれぞれ8.0%,16.6%増加している。その内訳を,少年院の種別及び処遇区分別に見たものがIII-8表である(巻末資料III-13参照)。

III-8表 少年院新収容者の種別及び処遇区分別人員

 (2)出院状況
 平成10年における出院者は4,964人であり,その97.0%(4,815人)が仮退院者である。これら出院者の進路については,42.3%が就職決定,39.0%が就職希望,9.2%が進学希望,1.8%が中学校復学決定,3.2%が高等学校復学決定,その他1.1%となっており,進路未定のまま出院する者は3.4%である。また,仮退院者の平均在院期間は,長期処遇では371日,一般短期処遇では149日,特修短期処遇では80日である(矯正統計年報による。)。