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2 入・退所状況 III-20図は,昭和24年以降の少年鑑別所新収容人員の推移を見たものである。
III-20図 少年鑑別所新収容人員の推移 少年鑑別所新収容人員は,昭和60年以降,平成7年までは減少傾向を示していたが,8年から増加に転じ,10年には前年より1,584人(8.9%)増加して1万9,421人となっている(巻末資料III-11参照)。少年鑑別所への入所事由には,観護の措置としての少年鑑別所送致のほか,勾留に代わる観護の措置,勾留等があるが,平成10年における少年鑑別所新収容人員の入所事由を見ると,観護の措置が83.4%で最も多く,次いで,勾留に代わる観護の措置が13.6%となっている。 III-6表は,最近3年間の少年鑑別所退所事由別人員を見たものである。 平成10年における少年鑑別所退所事由別人員は,保護観察(43.0%)が最も多く,以下,少年院送致(27.8%),試験観察(12.7%),観護措置の取消し(7.6%)の順となっている。 III-6表 少年鑑別所退所事由別人員 |