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2 入・出院状況 (1) 入院状況 昭和24年以降の少年院新収容者の人員の推移は,III-50図のとおりである。
III-50図 少年院新収容者の男女別人員の推移(昭和24年〜平成9年) 新収容者は,昭和26年に1万1333人と最高値を記録し,以降減少しつつも,34年及び39年から41年にかけてピークを示したが,42年以降減少した。その後,50年に再び増加に転じて,59年には6062人のピークに達し,60年以降は漸減傾向にあったが,平成8年,9年と続けて増加している(巻末資料III-11参照)。平成9年における新収容者は4989人,一日平均収容人員は3358人であり,前年よりそれぞれ18.6%,14.0%増加している。その内訳を,少年院の種別及び処遇区分別に見たものがIII-8表である(巻末資料III-12参照)。 III-8表 少年院新収容者の種別及び処遇区分別人員(平成9年) (2) 出院状況 平成9年における出院者は4348人であり,その96.7%(4205人)が仮退院者である。これら出院者の進路については,44.7%が就職決定,39.0%が就職希望,6.8%が進学希望,1.8%が中学校復学決定,2.4%が高等学校復学決定,その他1.0%となっており,進路未定のまま出院する者は4.3%である。
また,仮退院者の平均在院期間は,長期処遇では374日,一般短期処遇では147日,特修短期処遇では78日である。 |