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 平成10年版 犯罪白書 第2編/第4章/第2節/4 

4 再入状況

 平成4年におげる出所者について,9年末までの再入状況を出所事由別に構成比で見ると,II-18表のとおりである。満期釈放者の方が仮釈放者よりも比較的早い時期に再犯に陥る傾向が見られる。 一方,9年の再入受刑者の再犯期間(前回の刑の執行を受けて出所した日から再入に係る罪を犯した日までの期間)を前刑罪名別に構成比で見ると,1年未満では窃盗が42.4%〜最もも高く,次いで覚せい剤取締法違反が26.2%となっている(巻末資料II-15参照)

II-18表 平成4年出所者の再入率

 なお,昭和63年から平成4年までの出所者について,出所年を含む5年間に再入した者の累積の比率を見たものがII-19表である。

II-19表 出所年から5年間における再入率(昭和63年〜平成4年)