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 平成10年版 犯罪白書 第2編/第3章/第7節/1 

第7節 各種事犯の審理・科刑状況

1 交通犯罪

 平成9年に通常第一審において,業過により懲役の書渡しを受けた者は2171人,禁錮の言渡しを受けた者は2328人であり,その刑期別構成比を見ると,それぞれ,6月未満が2.4%及び0.1%,6月以上1年未満が36.5%及び15.1%,1年以上2年未満が51.7%及び81.0%,2年以上が9.4%及び3,9%となっている。そのうち実刑に処された者の比率は,それぞれ23.2%及び6.5%である。また,9年に通常第一審で罰金の言渡しを受けた者は102人であり,略式手続によって罰金に処された者は8万3746人である。
 平成9年に通常第一審において,道交違反により懲役の言渡しを受けた者は7556人(うち実刑1403人)であり,その刑期別構成比を見ると,6月未満ぶ81.4%,6月以上三年未満が18.1%,1年以上2年未満が0.5%となっている。また,通常第一審において,道交違反により罰金の言渡しを受けた者は273人であり,略式手続によって罰金又は科料に処された者は92万9259人である。