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 平成10年版 犯罪白書 第1編/第2章/第7節/3 

3 過激派集団の犯罪

(1) ゲリラ事犯

 過激派各派は,平成9年においても,「新東京国際空港反対」等を呼号し,悪質なゲリラ等の違法行為を繰り返している。
 最近5年間における過激派各派によるゲリラ事犯の発生件数の推移は,I-18表のとおりである。平成9年の発生件数は,前年を4件上回る9件となっている。ゲリラの対象は,その大半が同空港関係の職員や公務員の個人宅であり,また,犯行手段別に見ると,時限式爆発装置を使用したものが5件,時限式発火装置を使用したものが3件,時限式発射装置を使用したものが1件となっている。

I-18表 ゲリラ事犯発生件数(平成5年〜9年)

(2) 内ゲバ事犯

 最近5年間における内ゲバ事犯の発生件数の推移は,I-19表のとおりであり,平成9年は発生していない。

I-19表 内ゲバ事犯発生件数(平成5年〜9年)