BBS会とは，非行少年の良いともだちとなり，兄や姉の立場に立って，その立ち直りを助けるともだち活動や，犯罪・非行のない地域社会づくりのための諸活動を行う青年たちのボランティア組織をいう。BBSとは，Big Brother sand Sisters Movementの略だが，我が国では，アメリカの先例を参考に，昭和22年に京都の学生により始められた。25年に全国組織として全国BBS運動団体連絡協議会が結成された後，27年に「日本BBS連盟」と改称され，現在に至っている。
　BBS会が行うともだち活動は，保護観察所からの依頼に基づくほか，児童相談所，家庭裁判所等からの依頼を受けて実施される。また，少年院在院者との交流，非行防止，研さん等の活動も展開されている。
　平成9年4月1日現在，市区町村等の地域単位で結成されている地区BBS会の数は591で，会員数は5,838人である。また，同日現在，ともだち活動の対象少年は266人となっている(法務省保護局の資料による。)。