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1 新受刑者数の推移 II-31図は,昭和21年以降の新受刑者数及び女子比(以下,本項においては,新受刑者総数に占める女子の比率をいう。)を見たものである。(資料II-19参照)
II-31図 新受刑者数及び女子比の推移 新受刑者数は,昭和23年には,戦後で最も多い7万727人となったが,以後,社会の安定と経済の復興につれ,多少の増減を見せつつも,おおむね減少傾向を示し,49年には2万5,728人となった。その後,漸増傾向を示し,59年には3万2,060人となったものの,60年以降は漸減傾向を示し,平成4年には2万864人と戦後最低を記録した。5年以降は漸増傾向にあり,8年には2万2,433人となっている。女子新受刑者数は,昭和21年から急激に増加し,23年には戦後最多の2,662人を記録したが,その後多少の起伏を示しながら減少に転じ,49年には戦後最少の467人となった。50年以降はおおむね増加傾向を示し,60年に1,363人となった後,漸減傾向にあったが,平成3年及び4年の914人を底にして5年以降漸増傾向を示しており,8年は1,071人となっている。 なお,女子比は,昭和49年に1.8%と最低を記録した後,60年まで上昇の一途をたどり,同年以降一貫して4%台で推移している。 |