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日本人が国外で犯罪の被害に遭った状況について,在外公館が邦人保護事務を通して把握した範囲で,昭和62年度以降の推移を見たものがI-86図である。
犯罪の被害に遭った者は平成2年度まで増加した後,減少に転じたが,6年度以降は再び増加する傾向にある。この間の犯罪被害による死亡者数は,10人から28人までの間で増減を繰り返しており,8年は23人で,7年より5人増加している。 地域別では,欧州地域における犯罪被害の占める割合が高く,平成8年においては,総件数(6,694件)の40.2%(2,692件),総人員(8,056人)の37.0%(2,984人)を占めている。 被害件数の大半は強盗,窃盗その他の財産犯であり,平成8年はこれらの犯罪被害で総件数の97.0%(6,490件)を占めている。 I-86図 日本人の国外における犯罪被害状況の推移 |