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 平成 9年版 犯罪白書 第1編/第3章/第7節/1 

1 放  火

 放火の認知件数,検挙件数及び検挙人員の推移は,I-27図のとおりである。(巻末資料I-4参照)

I-27図 放火の認知件数・検挙件数・検挙人員の推移

 認知件数は,昭和25年まで急増し,その後は起伏を示しながらも減少して,44年に1,304件と最低値となった。45年以降増減を繰り返し,57年に2,291件と最高値に達し,その後減少したものの,平成4年以降は増加傾向にある。
 検挙件数は,認知件数と同様の推移を示し,昭和44年に1,045件の最低値,57年に1,964件の最高値を示している。
 検挙人員は,昭和27年,44年及び46年にそれぞれピークを示した後,60年以降は1,000人を下回って推移している。
 検挙率は,昭和23年以降ほとんど80%台であり,平成5年以降90%を超えており,一貫して高い。
 平成8年の認知件数は1,846件,検挙件数は1,749件,検挙人員は710人,検挙率は94.7%である。