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 平成 9年版 犯罪白書 第1編/第3章/第3節/4 

4 恐  喝

 恐喝の認知件数,検挙件数及び検挙人員の推移は,I-13図のとおりである。(巻末資料I-4参照)
 認知件数は昭和25年まで急激に増加した後一時減少し,20年代末から再び大きく増加し,その後30年代は4万件台で推移した。40年代前半に急速に減少し,40年代後半以降も55年まで減少傾向が続いて,56年以降は1万件前後の範囲で推移している。平成8年には,前年と比べ,認知件数が1,019件(9.1%)増加して1万2,226件,検挙件数が203件(2.8%)減少して7,092件,検挙人員が82人(0.9%)減少して9,054人,検挙率は7.1ポイント減少して58.0%となった。
 なお,昭和30年代以降,検挙人員に占める暴力団勢力の比率が,おおむね30%から40%前後を推移しており,上記の脅迫に次いでその比率の最も高い犯罪の一つであることが認められる。

I-13図 恐喝の認知件数・検挙件数・検挙人員の推移