III-101表は，1994年において，殺人及び強盗の加害者を年齢層別，男女別及び国籍別に見たものである。年齢層別では，強盗の加害者の約80％を25歳以下の者が占めており，20歳未満の少年だけでは，58％に達している。また，強盗に占める女子の比率は，全犯罪におけるそれに比べると極めて低い。さらに，国籍別では，殺人，強盗共に韓国以外の国籍の者は極めて少ない。

III-101表　殺人及び強盗の加害者の属性別人員　韓国(1994年)

　III-102表は，1994年における殺人の被害者と加害者との関係を見たものである。被害者は，親族など加害者と面識のある者が多い。

III-102表　殺人における被害者と加害者の関係　韓国(1994年)

　1994年の殺人及び強盗について，男女別・年齢層別に被害者を見ると，III-103表のとおりである。殺人の被害者は，31歳から40歳の者の比率が，強盗の被害者は，21歳から30歳の者の比率が，それぞれ最も高い。

III-103表　殺人及び強盗の被害者の男女別・年齢層別発生件数　韓国(1994年)