検察統計年報によれば，平成7年中に全国の検察庁で処理された事件のうち交通関係業過及び道交違反を除く事件(被疑者総数33万8,961人)の検察庁における受理から処理までの期間を見ると，65.3％が15日以内に処理されており，処理期間が1年を超えるものは0.4％である。また，これを捜査の端緒別に見ると，司法警察員送致に係る事件より，検察官認知・直受事件(検察官が認知した事件及び検察官が告訴・告発を直接受理した事件をいう。)の方が，処理期間は長くなっている。