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 平成 8年版 犯罪白書 第1編/第2章/第7節/1 

1 概  説

 I-59図は,平成6年と7年に検察庁が受理した公務員犯罪を,罪名別に示したものである。7年の受理人員総数は,前年より741人(3.4%)増加して2万2,265人となっており,これを罪名別に見ると,業過が総数の83.7%と圧倒的に多く,以下,職権濫用,窃盗の順となっている。
 平成7年における公務員犯罪の起訴人員総数は,前年より122人(3.8%)増加して3,356人となっており,起訴率は,前年と同じく15.2%となっている。

I-59図 公務員犯罪の罪名別検察庁新規受理人員

 平成6年と7年における公務員犯罪の起訴率を罪名別に示したものが,I-60図である。7年においては,収賄が最も高く,以下,詐欺,横領の順となっている。

I-60図 公務員犯罪の罪名別起訴率