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 平成 7年版 犯罪白書 第3編/第1章/第1節/4 

4 集団非行

 III-2表は,最近5年間の犯罪少年の共犯関係及び非行集団加入の有無について見たものであり,平成6年については,それを非行名別に示している。共犯率の推移は,減少傾向にあり,6年における共犯率は40.9%となっているが,同年における警察庁の成人事件の共犯率が9.8%であるのと比較すると格段に高く,少年非行の一つの目立った特徴となっている。しかし,非行集団加入率の推移を見ると7%ないし8%前後にとどまっており,主として,少年非行の圧倒的多数を占める窃盗が,万引き,自転車盗等の,非行集団を形成し又はこれに加入するに至らない段階での初発型非行の少年によってなされていることを反映するものである。

III-2表 犯罪少年の共犯・非行集団関係