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 平成 6年版 犯罪白書 第3編/第3章 

第3章 非行少年

 第1編で見てきたとおり,少年非行の動向は,戦後第3のピークを記録した昭和58年以降減少傾向にあり,平成5年の少年刑法犯の検挙人員は,前年と比べて3,772人(1.8%)減少しているが,交通関係業過を除く刑法犯の検挙人員は,前年と比べて1,133人(0.7%)増の15万8,300人,人口比は0.4ポイント上昇して9.3となっている。そこで,本章においては,有効・適切な少年非行対策を推進し,これに寄与するため,非行少年の実態及び特質を種々の角度から検討する。