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 平成 3年版 犯罪白書 第4編/第4章/第1節/1 

1 年齢層別新受刑者数の推移

 IV-20表及びIV-36図は,昭和41年以降における新受刑者数の推移を年齢層別に実数と構成比で示したものである。この間における各年齢層別新受刑者数の最高数値を示した年を見ると,20代は41年,30代は57年,40代は59年,50代は62年,60歳以上は平成2年となっており,年齢が高くなるにつれて最高数値を示す年次が遅れて現れている。次に,構成比の推移で見ても,40代,50代及び60歳以上が年を追ってそれぞれほぼ一貫して上昇していることが分かる。

IV-20表 新受刑者の年齢層別人員(昭和41年〜平成2年)

IV-36図 新受刑者の年齢層別構成比の推移(昭和41年〜平成2年)

 IV-21表及びIV-37図は,昭和41年以降の年末在所受刑者の年齢層別構成比の推移を示したものである。年末在所受刑者の年齢層別構成比の推移は,新受刑者数の年齢層別構成比の推移とほぼ同じ傾向を示しており,40代,50代及び60歳以上の構成比が年を追っそ上昇している。
 以下,統計資料からうかがえる受刑者の特質,特に年齢層の高い受刑者のそれについて,基礎的なものを幾つか取り上げて紹介することとする。