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2 女子特別法犯 I-60表は,最近5年間における女子特別法犯の送致人員の推移を罪名別に示したものである。昭和63年の送致人員総数は,1万7,821人で,前年に比べて4,603人の減少となっている。63年の送致人員の罪名別構成比を見ると,毒物及び劇物取締法違反が43.0%で最も多く,次いで,覚せい剤取締法違反(18.8%),風俗営業等の規制及び業務の適正化に関する法律違反(11.4%)などの順となっている。公職選挙法違反が減少しているのは,同年中に国政選挙や統一地方選挙が行われなかったことによるものと思われる。59年以降の送致人員の動向を見ると,覚せい剤取締法違反はわずかに減少したものの,毒物及び劇物取締法違反の増加が目立ち,依然として,特別法犯に占める薬物犯罪の多さが注目される。
I-60表 女子特別法犯の罪名別送致人員(昭和59年〜63年) |