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2 交通関係業過事件 I-37表は,最近5年間における交通関係業過事件の検挙人員を罪名別に見たものである。検挙総人員は,昭和59年にいったん減少したものの,60年から逐年増加を続け,63年には前年より1万1,407人増加し,59万576人となっている。その内訳を見ると,重過失致死において22人,業務上過失致死において526人,業務上過失傷害において1万903人それぞれ増加し,重過失傷害においては44人減少している。
なお,交通事故を伴う犯罪の中で,いわゆるひき逃げは,最も悪質なものの一つとされているが,最近5年間におけるひき逃げ事件の認知件数及び検挙件数等は,I-38表のとおりであり,昭和63年には,認知件数は2万6,379件で前年より2,003件減少し,検挙率は90.6%で前年より0.9ポイント下降している。 I-37表 交通関係業過の検挙人員(昭和59年〜63年) I-38表 ひき逃げ事件の認知・検挙件数等(昭和59年〜63年) |