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1 窃盗事犯少年 昭和62年における窃盗事犯少年の検挙人員は17万3,029人で,交通関係業過を除く少年刑法犯検挙人員の75.9%と圧倒的多数を占めている。
III-3図は,昭和62年の窃盗事犯少年の手口別構成比を示したものである。62年においては,万引きが40.9%で最も多く,次いで,オートバイ盗19.5%,自転車盗15.4%,車上ねらい3.0%,空き巣ねらい2.7%,自動車盗2.3%などの順となっており,万引き及び車両関係の窃盗が目立っている。また,法務省の特別調査により,窃盗事犯少年の犯行動機を見ると,62年においては,「利欲」が70.9%,「遊び」が23.1%であり,「困窮・生活苦」はわずか0.3%にすぎない。 |