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1 窃盗事犯少年 昭和61年における窃盗事犯少年の検挙人員は17万7,766人で,交通関係業過を除く少年刑法犯検挙人員の75.6%と圧倒的多数を占めている。
III-3図は,昭和61年の窃盗事犯少年の手口別構成比を示したものである。61年においては,万引きが39.1%で最も多く,次いで,オートバイ盗19.7%,自転車盗15.1%,空き巣ねらい3.1%,車上ねらい3.0%,自動車盗2.5%などの順となっており,万引き及び車両関係の窃盗が目立つ。また,法務省の特別調査により,窃盗事犯少年の犯行動機を見ると,61年においては,「利欲」が66.0%,「遊び」が26.4%であり,「困窮・生活苦」はわずか0.5%にすぎない。最近における窃盗事犯少年の3割近くの者が,遊びを動機としていることが注目される。 |